パーツチェンジはあるものの年式を考えれば比較的綺麗な状態を保った1973～1974年製のGibson Les Paul Customです。

3-Pieceメイプルトップ＆マホガニーの間に薄いメイプルを挟んだ通称「パンケーキ」構造を採用したバックのボディ、「MADE IN USA」刻印が入ったボリュート付きの3-Pieceマホガニーネック、当時の高級機種に採用されたKluson 501VXペグ、ピックアップはフロント＆リア共にT-Topのナンバーステッカードハムバッカーを搭載し、どちらもステッカーはほぼ剥がれた上でピックアップカバーを開けた痕があり、リアピックアップはリード線が短く切られた上で継ぎ足されています。

シリアルナンバーレンジは1970年～1975年、確認出来るポットデイトは全て1973年、リアトーンのコンデンサがSozo Capacitors NextGen Yellow Mustardに交換されており足が折れたオリジナルコンデンサも付属。ナット・フレット・ABR-1ブリッジが交換されており、コントロールノブのリアヴォリューム＆トーンはトップのメタルが剥がれています。

使用に伴うパーツ交換、ウェザーチェック＆打痕や弾き傷、ゴールドハードウェアのメッキ痛みなど経年に伴う劣化や使用感はあるものの、この年代のレスポールにありがちなロトマチックペグへの交換によるペグ穴拡張歴を含めて木部の割れや剥がれを伴うような大きなダメージや大きな修理歴は無く、年式を考えれば比較的綺麗な状態を保っています。

ネックはほぼストレートの丁度良い状態でトラスロッドの効きも良好、交換されたフレットは高音弦側を中心に減っており最も低い箇所で残り6割程度ですが、気になるようなビビりや音詰まりは無く演奏性は良好です。

この年代ならではのウェイトによる輪郭を持ちながら、使い込まれた事で適度に枯れた音色が心地よく、適度に手を加えられている事でしっかり使えるマホガニーネックの70s Les Paul Customをお探しの方にオススメの一本です。

内部詳細写真はこちらからご覧頂けます。

ブランド	Gibson
モデル	Les Paul Custom
製造年	1973年頃
コンディション	通常使用する用途において問題無し
重量	4.38kg
付属品	ハードケース（ダメージが多いため保管用程度にお考え下さい）