本来であればP-90ピックアップを搭載した1954 Les Paul Reissueをハムバッカーにコンバージョン＆トップリフィニッシュが施された2020年製の中古品です。

メイプルTop＆マホガニーBackのボディに、ロングテノン（ディープジョイント）のマホガニーネック、ローズウッド指板、Lower Logo（ローワーロゴ）と呼ばれる1950年代中期まで採用されたそれ以降よりも低い位置に入ったヘッドストックのGibsonロゴ、本来であればシングルコイルのP-90ピックアップを搭載しておりますが、PUキャビティをある程度穴埋めした上でハムバッカーへ改造されており、合わせてボディトップもゴールドでリフィニッシュされております。

コントロール類はオリジナルで、ピックアップは共にAlnico Vマグネットを使用したGibson Burstbucker Pro #1（フロント）＆Burstbucker Pro #2（リア）を搭載し、雰囲気の良いエイジドピックアップカバーが取り付けられています。

リフィニッシュされたボディトップは光でかざせば分かる程度の小傷や擦り傷程度の綺麗な状態ですが、ボディバックの中央付近にはバックル傷や線傷が入っておりしっかり使い込まれて来て事が伺えるコンディション。ネックはほぼストレートの丁度良い状態でトラスロッドの効きは良好、フレットは殆ど減っておらず、気になるようなビビりや音詰まり等は無く演奏性も良好です。

1954年頃のラップアラウンドブリッジ/テールピースをハムバッカーにコンバージョンしたレスポールでは、Jeff Beck氏のOxbloodに加えてB'z 松本孝弘氏の愛用が知られており、2022年に150限定でリリースされたGibson Custom Shop TAK Matsumoto 1955 Les Paul では実機に比べてリアピックアップの位置がややフロント寄りとなりますが、本器は本来のP-90上部を基準にリアピックアップのルーティングが施されており、リアピックアップがブリッジ/テールピースに近い仕様となります。

穴埋めした上でルーティングされた丁寧な改造に加えて、深みの有るゴールドトップフィニッシュの落ち着いた雰囲気、1954モデルならはの太く粘りの有る音色が心地よく、ラップアラウンドブリッジ/テールピースにハムバッカーを搭載した上質なギターをお探しの方にオススメの一本です。

ブランド	Gibson Custom Shop
モデル	1954 Les Paul Gold Top Reissue ”Humbucker Conversion”
製造年	2020年
コンディション	通常使用する用途において問題無し
重量	3.96kg
付属品	純正ハードケース・認定証